古都鎌倉で人気の美味しい打ち立てそばを食べられるのが「からすみ蕎麦 月と松」です。店構えから風情のある雰囲気になるのは、築100年を超える古民家ならではです。立派な雰囲気の古民家であり、利用するのが楽しみになるような空間でもあります。からすみ蕎麦 月と松とはどんなお店なのか魅力を紹介していきたいと思います。
■からすみ蕎麦 月と松とは
からすみ蕎麦 月と松は、鎌倉材木座の一角にあり、日本庭園の美しさでも知られています。鎌倉材木座は、かつて和賀江島湊が整備され海の玄関口としても有名になりました。そのため、この周辺は、立派な木材を使用した古民家や商店も少なくありません。
からすみ蕎麦 月と松は凛とした空気感の流れるお店になり、玄関には打ち水がありおもてなしの心を感じさせてくれます。鎌倉は海も近く潮風の影響を受けやすい場所ではありますが、住宅街のなかに残る古民家でもあります。
もともと鎌倉市にある扇が谷にある四川料理のイチリンハナレを営む会社が、日本の伝統文化を大切にしつつ、新しい価値を融合させた店舗として開業したものです。お店の入り口には、樹齢100年を超える松が立っており、赤ちょうちんに誘われて門をくぐると、数寄屋造りのある玄関へと続き、ワクワクとした気持ちにしてくれます。
■からすみ蕎麦 月と松の魅力
からすみ蕎麦 月と松は、たくさんの魅力が溢れるお店です。日本の古き良き文化を感じられる特別なお店といえるでしょう。からすみ蕎麦 月と松の魅力を紹介します。
・日本家屋の古民家ならではの魅力
からすみ蕎麦 月と松のなかは、庭園を囲むように広間や個室、お茶室で席が設けられるようになっています。最も広いのは広間の席になり、大きな窓から美しい日本庭園が眺められるのも魅力の一つといえるでしょう。改修工事には、鶴岡八幡宮の宮大工の方も携わっているそうで、日本文化を大切にする思いも感じられます。からすみ蕎麦 月と松では縁側部分に畳が使われているのですが、とても高価なものとしても知られています。また、時間が経過しても状態がいいのは、床や建具を水で洗ってくれる専門業者の方がいるのも理由だそうです。また、テラス席もあるので春や秋などは外でも贅沢なひと時を楽しめるのではないでしょうか。
・四季を大切にした美味しいコース料理
からすみ蕎麦 月と松の料理構成は、1品目・2品目の料理にからすみ蕎麦のショートコースから楽しめます。ショートコースのメニューは月ごとに変わり旬の美味しさを実感できる良さもあります。例えば、4月は「アオリイカとグリーンピースのソプ春巻き」が食べられます。四季折々の旬を大切にしたメニューが揃い、季節に移ろいを五感で感じられるのも特徴です。また、ちょっとしたお酒のつまみも用意しています。からすみやうずら、ぐじの揚げ出し、本日のおばんざいなどもあります。
・みぞれ冷升酒を楽しめる
からすみ蕎麦 月と松では、みぞれ冷升酒やお酒を一緒に楽しめる良さもあります。みぞれ冷升酒は、日本酒を凍らせてシャーベット状にして飲む方法です。升に入っていて、とても雰囲気がありますし、暑い日にも飲みたくなり今までとは違った美味しさがあります。氷のひんやりとした日本酒の美味しさと、シャーベット部分の味わいがふんわりとしていて見た目にも涼しげな一杯と言えます。氷を入れるロックとは違うのでシャーベットが溶けても、日本酒の味が変わることもありません。ちびちびと飲みながら料理と合わせてもいいですし、自然派のワインもあるのでついお酒が進んでしまうかも。
■からすみ蕎麦 月と松で絶対に食べて欲しいメニュー
からすみ蕎麦 月と松の数あるメニューのなかでも「からすみ蕎麦」は外せません。
打ち立てのそばを楽しめることもあり、からすみも自家製です。今までからすみ×そばの組み合わせはありそうでなかったので新鮮に感じるのではないでしょうか。
そばをお出汁にくぐらせたものになり、すりおろしたからすみがたっぷり入っています。カットしたからすみもついているので、ちょっとつまみながら食べる美味しさもあります。ちなみにからすみが苦手な人は、他のそばに変更することもできます。また、期間限定のはまぐり蕎麦もあり、他では堪能できない味わいです。
他にも、季節によって変化する飲み物もありますし季節のデザートも美味しいのでおすすめです。旬ごとに変わるメニューを体験してみるのもいいと思います。
■まとめ
からすみ蕎麦 月と松は、100年を超える本格的な日本家屋のなかで美味しいおそばが食べられるのも魅力です。からすみとそばの組み合わせは今までなかったものですし、出汁の味も存分に出ているので美味しく楽しめると思います。どこか、故郷のような雰囲気を感じられるお店でもあり、旬ごとの変化を楽しんでみるのもいいと思います。美しい庭園も一緒にのんびりとした時間を過ごしてみてくださいね。