イチリンハナレは、鎌倉にあり昔ながらの家屋の中で、美味しい四川料理が堪能できるお店です。店構えから風情がありますし、特別な時にこそ訪れたいと思える場所です。そんなイチリンハナレの魅力について、ご紹介していきたいと思います。
■イチリンハナレとは
イチリンハナレは、鎌倉駅より徒歩15分の場所にあります。日本の四季を最大限に生かした料理を提供しており、お客様の時間を何よりも大切にしています。料理長は、赤坂にある「赤坂四川飯店」にて修行をつみ、築地のチャイニーズレストランでも、料理長を経験しています。そのため、2017年に姉妹店としてイチリンハナレが誕生しました。お互いの料理長がタッグを組み「分解と再構築」をテーマにしています。提供している料理も、季節のおまかせコースのみととことんこだわって提供しているのも、特徴です。
■イチリンハナレの特徴
イチリンハナレには、たくさんの特徴があります。そのなかでも、どんな魅力があるのか、説明していきたいと思います。
・日本家屋で食事ができる
イチリンハナレの魅力は、日本家屋という風情ある空間で堪能できることです。もともとは、フランス人外交官の邸宅として建てられたものになり、築40年以上経過しています。建物のすぐ後ろには山があるなど、緑豊かで自然に恵まれた立地です。
その建物に開業するためのリノベーションを行ったものの、基本的には残せるものをすべて残し古きよきものを大切にしたそうです。これは、時を重ねたものだからこその空気感を大切にしたいと、小さなネジにわたるまで残して温存しています。
店内は靴を脱いであがるスタイルになり、長いカウンターがメインの内装です。これは、お客様との距離を大切にしたい店長の思いが込められています。ゆっくりと過ごせる店内は、居心地もよく時間を忘れて過ごせるお店と言えるでしょう。
・お酒の提案をしてくれる
イチリンハナレは、料理のおいしさはもちろん、ペアリングのお酒の提案もしてくれます。四川料理にはどんなお酒があうのかわからない人も多いのではないでしょうか。ワインや紹興酒の提案など、最適な組み合わせを料理長自ら教えてくれます。つい、飲みすぎてしまう人もいるかもしれません。お酒も一緒に堪能したい人におすすめです。
・料理のみのコース
イチリンハナレは、季節ものを取り入れたコースのみです。また、メニューの基本的な考え方として「体験する事」を重視しています。四川料理の枠にとらわれることなく、今ここで自分にしかできない表現を皿の上に紡ぎだすことを意識しています。当初は勇気がいることだったと話していますが、他と比べられることがない表現をしたいと、形にしたそうです。
■イチリンハナレのおすすめメニュー
イチリンハナレは古民家だけに限らず、こだわりのメニューを展開しています。
・前菜
特に前菜にこだわっており、新鮮な雲丹を使ったものもあります。また、「鯵のおこげ」の前菜メニューも人気があり、是非とも堪能してほしいものです。竹炭を練り込んだおこげに、焼きナスのピュレや赤パプリカのグリルや、鯵のマリネを重ねたものです。そこに刻んだザーサイをのせるなど、こだわって作られたものです。体験を大切にしているので、料理のデザインはもちろん、食べ方にも工夫をしています。
・よだれ鶏
他にもイチリンハナレの看板メニューとして知られているよだれ鶏や、餃子がコースのなかに含まれており、こだわりの美味しさを追求した料理として知られています。よだれ鶏は、50種類もの調味料を合わせて作っているもので、半年もの時間をかけてこだわりぬいて作られたタレを使っています。辛さもそこまでではありませんし、風味付けにナッツやパクチーを使っています。味わい深さもあり、柔らかく旨味の強い地鶏との相性も抜群ですし、なんどでも食べたくなる逸品です。
また、よだれ鶏のタレはそのまま残しておきます。焼き餃子が出てくるので、モチモチとした生地と、よだれ鶏を合わせて食べてみてください。組み合わせも最高ですし、肉の旨味を引き立たせることにもなります。他にも山椒を練り込んだ麺に、タレとしてつけて食べるのですので、今までにない絶品さに驚くと思います。
ちなみに、よだれ鶏のタレは別途購入できるようになっています。自宅で、イチリンハナレの味を楽しみたい人向けに作られているものです。イチリンハナレのタレが気に入った人は、お土産に購入してみるのもいいと思います。
■まとめ
イチリンハナレは、昔ながらの風情溢れる家屋のなかでゆっくりと四川料理が堪能できるお店です。体験することを何よりも重視しているので、今まで経験した事のない美味しさを実感できると思います。特によだれ鶏のタレは食べ方を変えるといろいろな味わいを体験できるのもあり、癖になる人も多いのではないでしょうか。時間を忘れて過ごせるのも魅力の一つだからこそ、是非足を運んでみてください。